すべては書くことから始まる

どんな本?

「女性の品格」で有名な坂東眞理子さんの著書。

経歴を見るとバリバリのキャリアウーマンで「住む世界が違う人」と思ってしまいます。

東大卒業 ⇒ 総理府入省 ⇒ 埼玉県副知事 ⇒ オーストラリア・ブリスベン総領事 ⇒ 昭和女子大学学長

ちょっと話しかけるにも勇気がいりそうです。

しかし写真を見ると温厚そうな感じ。

本書では、仕事で必要な文章力=正確に事実を述べる「書く力」について説明しています。

メール・企画書・エントリーシート・礼状・依頼状・断り状などの書き方を例文を挙げながら解説。

2016年12月発行。

所感

本当に頭の良い人というのは、実に読みやすくわかりやすい文章を書けるのでしょう。

本書もとても読みやすいし、わかりやすいです。

しかし、この本を読んでも仕事で評価される文章が書けるようになるとは思えません。

前書きに

「仕事で必要なのは明快な文章を書く力であって、文学作品を書く力ではないということです。」

とあるように、ビジネスパーソンを対象に仕事に役立つ文章力についての本です。

ではビジネスパーソンに必要不可欠であろう企画書の作り方でどういう説明がされているかというと、

●よい文章を書く秘訣は、材料はできるだけ集めた上で取捨選択すること。そして自分で構成を考え、そのストーリーに沿って書き進めることです。

こんな感じの表面的なアドバイスしかありません。

このあと、具体的事例でもでてくれば参考にできることもあったかもしれませんが、

いい文章を書くにはね、

まず材料をたくさん集めましょう。

その中から使えそうなものを選んで、構成を考えましょう。

そしてその考えた順番で書きましょう。

こんなアドバイスされて、「はい!わかりました!」って書ける人います?

さらにガッカリしたのが、発行されたのが2016年12月にもかかわらず、この時代に「心が通じる手書きと手紙」って・・・。

確かにデジタルの時代だからこそアナログが効果的なのかもしれませんが、手紙文の書き方やフォーマットなど詳しく説明されても読む気になりませんでした。

社会に出たばかりの1年生には、ビジネス文書を書くときの心構えとして役に立つでしょう。

しかし、実用的に利用したいというときには、参考にできることがありませんでした。

目次

第1章 品格のあるメール
第2章 仕事がはかどる文書・資料のつくり方
第3章 正しく伝わる文章の作法
第4章 語彙力を高めてワンランク上の書く力を
第5章 心が通じる手書きと手紙
第6章 「和感英論」のすすめ

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