広瀬香美さんのYouTube見たことありますか?

自由すぎる「歌ってみたシリーズ」で人気のチャンネルです。

広瀬香美さんは「ロマンスの神様」がミリオンヒットになって「冬の女王」と言われていましたね。

CMソングに使われることが多かったので、曲は知っていましたが、特に興味はありませんでした。

しかし、2ヵ月ほど前に見たYouTubeで広瀬香美さんのファンになってしまいました。

広瀬香美さんのチャンネルではボイストレーニングの仕方などのコンテンツもありますが、最近はじめた「歌ってみた」シリーズが大人気です。

米津玄師さんのLemonをはじめ、2020年5月現在、1週間に1曲のペースで人気の楽曲をピアノで弾き語りをしています。

そのへんのチャンネルの「歌ってみた動画」のようなカラオケレベルではなく、プロのアレンジが堪能できるチャンネルです。

今回はホントに雑談記事ですが、広瀬香美さんのYouTubeチャンネルを見て勉強になったことを3つ書いてみようと思います。

①プロのものの見方がよくわかる

僕が最初に広瀬香美さんの動画で見たのがこちら

なぜこの動画にたどり着いたのかは覚えていないのですが、「広瀬香美ってすげぇ」と心底感じたことをよく覚えています。

先ほども書いたように広瀬香美さんの楽曲が好きなわけでもないし、髭男の楽曲が好きなわけでもありません。

「じゃあ、なんで見たの?」と言われそうですが、ホントなんで見たのか覚えていません。何となく見たという感じです。

で、何をすごいと思ったかというと、この動画の最初に「pretender」の楽曲分析をしているんです。

これが、すごい!

広瀬香美さんは3歳の頃からクラシック音楽の英才教育を受け、国立音楽大学音楽学部作曲学科に進学。

しかし成績は良くなかったそうです。

そんなとき友人を訪ねたロサンゼルスでポップミュージックに目覚めます。

クラシックからPOPに転向し、そこから才能が開花します。

3枚目のシングル曲の「ロマンスの神様」はミリオンヒットとなり、その後もヒットを飛ばしました。

話がそれましたが、広瀬さんは作曲の理論的バックボーンがあるわけです。

そんな広瀬さんが「pretender」の楽曲分析をしているのですが、専門的な言葉は一切使わず、誰にでもイメージできる言葉で、「pretender」の構成を分析してくれます。

「この曲は”グッバイ”勝負!”グッバイ”に持っていくまでのフリ(イントロ・Aメロ・Bメロ)が上手い。作り方上手。すごく音楽すきなんだなぁって。音楽すごく自分の中でたくさん聴いて、たくさん分析して、たくさん解釈して、咀嚼して、自分なりのモノを、自分なりのカラーを、ちゃんと出してる人なんだなって、すごく思います。Aメロの音程は低い→高い、Bメロの音程は高い→低い。Aメロとは逆矢印。」

こんな感じで楽曲の構成を分析しています。

他の曲も弾き語りの前に、簡単な楽曲分析をしています。

これを見て思ったのが、「音楽の写経だな」ということ。

これって文章でも同じだと思ったんです。

文章の上達のためには、写経がいいっていう話を聞くことがあるかもしれませんが、ただお手本の文章をなぞっても意味はありません。

ただ写経するだけでは文章はうまくなりません。

写経で最も大切なのは”分析”です。

●書き出しはなぜこう書いているのか?
●文章と文章のつながりはどうなっているのか?
●段落の関係はどうなっているのか?
●どんな構成で書いているのか?
●事実を述べた文なのか、意見を述べた文なのか?

こんなことを分析しながら写経をすることで、はじめて文章力を高めるための写経になります。

広瀬香美さんの動画を見て、プロが他の人の作品をどう見ているのかがよくわかりました。

他人や他の作品からの学び方というのが広瀬さんの動画を見るとよくわかります。

②ほめ上手

広瀬さん、褒め上手ですよね。

カヴァーする本家をリスペクトしているのがよくわかります。

さきほど紹介した髭男の「pretender」の動画を見てもわかりますが、ほめ方が具体的ですごく伝わってきますよね。

これ聞いたら、本人は悪い気はしないでしょう。

こういう風に他人を上手にほめることができる人って素敵だなと単純に思います。

③コンテンツがすべて

最後は、動画のクオリティって何かって言ったら、やっぱり中味(コンテンツ)だなとつくづく思ったこと。

スマホで撮影しているらしいし、もちろん照明を使っているわけでもなく、撮影のクオリティは素人レベルでしょ。

マイクもそんないいもの使っているとも思えないし。

編集も素人でもすぐにできそうなレベル。

でも見てしまう。

なぜならコンテンツが圧倒的だから。

若いころに比べて高音の透明感は落ちたかな(失礼!)と思いますが、声にオーラがありますよね。

そして原曲を大きくアレンジして広瀬香美ワールドを作りつつ、原曲へのリスペクトが感じられます。

カヴァーだけど、限りなくオリジナルコンテンツ。

この圧倒的なコンテンツ力があるから映像や音、編集のクオリティが低くても再生回数が伸びるわけです。

自分が作り出すものの何に力を入れるべきか、何を磨くべきか、音楽とは関係なく広瀬香美チャンネルを見ると考えずにはいられません。

音楽の才能がない僕でも見てすごさを感じられるのが一番すごいところかもしれません。

蛇足ですが、ピアノって打楽器だったんだと笑えます。